ファクタリングは最後の手段?

成長途中の中小企業などでは、資金繰りに失敗して黒字なのに倒産してしまうことがあります。黒字なのに倒産してしまう主な理由が、売掛金の回収が遅れていることにあります。一般的に、入ってくるお金と出て行くお金では、出て行くお金のほうが先になります。固定費、人件費、税金などの支払いは、売掛金が回収できるまで待ってはくれません。

利益は年間で計算されますが、まだ回収できていない売掛金も利益として計上し、それに対しても税金がかかります。大量の売掛金があるからと甘く見ていると、黒字なのに企業が倒産してしまうこともあります。黒字倒産を避けるために有効な手段として、ファクタリングがあります。ファクタリングは、売掛金を即時に買い取ってもらえる方法です。

しかし、一般的にはファクタリングを利用するよりも銀行で融資を受けることのほうがおすすめできます。ファクタリングにはそれなりの手数料がかかるからです。例えば、1年後に回収できる売掛金1000万円を、8割で買い取ってもらったとすると、1年で200万円もの手数料を支払うことになります。銀行で融資を受けたほうがはるかに支払う利息は少なくてすみます。

もちろんこれはケースバイケースですので、ファクタリングを利用したほうがよい場合もあります。しかし、銀行で融資を受けるには、審査に通らなければなりません。企業が倒産寸前にまで追い詰められているような状況では、どこの金融機関からも融資を断れるでしょう。そういうときの最後の手段としても、利用できます。

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