クラウドファンディングは資金調達の手段

クラウドファンディングとは、多くの人から少額ずつ資金を集める方法を指します。「クラウド」はクラウドコンピューティングのクラウドではなくて、群衆を意味する「crowd」です。不特定多数の人から資金の提供を受けるという意味になります。慈善事業や新規商品の開発など、いろいろなところで応用されています。

少額の資金を出資することによって、出資のハードルが下がると言えるでしょう。資金を調達するための手段の一つですから、それを利用して何をするのかはそれぞれのケースで異なります。例えば、投資としての性質を持つものもあります。資金を提供して、何らかのリターンを得られるクラウドファンディングは、投資の一種だと言ってもよいでしょう。

具体的には、金銭的なリターンがあるものもあります。出資した資金に対して数%の利息を得られるタイプのものは、債権や融資の一種と言ってもよいでしょう。リターンが一切無いものもあります。これは寄付という性質を持っていると考えられます。

慈善事業のために資金が必要な場合に、クラウドファンディングを利用して資金を集めるという方法が取られますが、この場合にはリターンはありません。このような形でもクラウドファンディングは用いられています。初期のクラウドファンディングとしては、自由の女神の台座の費用があります。自由の女神像が贈られたアメリカが、台座を建設するための資金が不足したために、多くの人から寄付を募ったのです。

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