大企業は株によってある程度巨額の資金は手に入れられます。ですが、中小企業ではこうした資金繰りの方法は使えないのが普通です。中小企業は独自に銀行に融資を受けるか、または自分たちで何とか運転資金を捻出しなくてはなりません。社長が自宅を担保に入れてお金を借りるというのは、いつの時代にも多く見受けられる行為です。
現在でも、不動産担保融資はごくごく当たり前に行われていて、銀行もこれなら積極的にお金を貸してくれます。不動産担保融資は使用目的を問わないお金を貸し付けてくれるので大変便利で、またいざ払えなくなってもあまりダメージがない点が嬉しいです。限度額も非常に高額なので、ある程度まとまったお金は用意できます。ただ、そこまで身を削らなくても、中小企業なら日本政策金融公庫から融資を受けることができる場合があります。
諦めずに相談をしてみるといいでしょう。さまざまな融資タイプが存在しているので、自社に合ったものを選択できます。また、さまざまな補助金が受け取れる国や自治体の制度もありますから、そういったものを調べてみるのが自腹を切るよりも先決です。資金繰りの奥の手はいくつもありますから、知識を頭に入れておくだけでも倒産の危機を回避できるかもしれません。
資金繰りにどうしても困ったときには、税理士に相談をするのもいいですし、役所に相談をするのも悪くはないです。役所も中小企業の味方になってくれるので、実質的なアドバイスが貰えます。